イラスト系の学習高速道路を構築したいのかもしれない

沢山のブックマーク&コメントありがとうございます。

[CC]Tumblr著作権問題とか分かってきたんだから、システム的にどうしたらいいのか考えてみる
http://d.hatena.ne.jp/takimo/20080123/1201091996

このエントリーでは前のエントリーで足りなかった

  • CC(やGFDL等)を選択しない場合・未適用の場合の考え
  • なぜ、コンテンツ流通を加速させたいのか

この2点についてコメントに答える形で書いていきたいと思います。

CC(やGFDL等)を選択しない場合・未適用の場合の考え

抜けてました!
若干は考えていた点もあるのですがid:okome_chanが言っているようにシステム的にはライセンスを取得する際に、取得出来ないor理解&対応していないライセンス形態の場合は取り扱えないという仕組みにした方が良いと思っています。

私の考えているシステムは、

コンテンツ保持サイト
 ↓ライセンス確認
ライセンスチェックシステム
 ↓ライセンス的に転載可能
Tumblr


というような形で完全にTumblrへの投稿をシステム的に規制出来るかどうかというのは出来ないと思います。
ですが、ちょっとでも著作権への関心がある人であれば著作権物であるということが分かれば「考える」というアクションが生まれるのではないでしょうか。
私はTumblrユーザーで「著作権なんてしらね!ポストしちぇ!」とまで著作権を無視している人は少ないと考えています。たぶん「著作権よく分からないけど、みんながやってるし、面白そうだからポストしよ!引用も出来てるしね」という感覚で使っている人が多いと踏んでいます。


そこで、著作権について「考えさせる」というシステム的なアクションを加えてあげることでCCの目指しているライセンスをユーザーが汲み取って次のアクションを変えるという状況につながってくるのではないでしょうか。そのような流れが作れれば、全体的に著作見物に対する意識も少しは変わると思います。


id:Erlkonigさんが言っているようにみんなはCC単体には興味なんて持てるとは思えません。ですが、CCが採用さているサービスで絵描きさんもユーザーさんもお互いハッピーなのであればCC凄いとなるでしょう。

なぜ、コンテンツ流通を加速させたいのか

これは梅田望夫さんがいってる「学習の高速道路」という考えを自分も持っているのだからだと思います。今、プログラマーの世界では学習の高速道路と呼ばれるオープンで他人が作ったプログラムを手に入れ自分で勉強でき、またそれを媒体にソーシャル的にもロールモデルを作りやすくなっている環境が構築されています。人間はフルスクラッチしつづける力を持っている人はそんなにいなくて、みんな過去の遺物だったり先人の知恵などを頼ってある程度近道をしてから目標を達成すると行った行為を行うのではないでしょうか。


「すべてのコンテンツはREMIXである」と自分は考えています。自分の過去の経験、考え、感性、ソーシャル的なつながり…自分の持っていることは全て自分ではない「他」という存在から学んでいるはずです。そのように考えるのであれば自分の作るコンテンツという物は今までの集大成であり、「他」の存在無くしては完成出来ないはずです。


「コンテンツを様々な要素で自分なりにリミックする」というのがクリエイトなのだとも自分は考えています。よって、転載可能、改変可能なコンテンツを流通させることというのはイラストなどをする人にとって学習の高速道路を構築することに繋がると思い、そのような状態にしたいと考えています。せっかくインターネットがあるのだから。


その視点で、id:otsuneが紹介してくれたpixivは俺の描いている世界に近いとは思う。私が考えているのはオープンな世界で以下に高速道路を作るのかという課題かな。